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デルフィ デルフィデルフィの基本情報 デルフィのステータス デルフィのスキル、アビリティスキル デルフィの基本情報 レアリティ 属性 武器種 評価 ー 最大レベル 100 マナサークル 70 キャラタイプ 称号 奉護の継承者(ブランデッドセイント) 入手方法 ガチャから入手可能 キャラクター詳細 アルべリア王家に仕えて遺跡を守護する「奉護者」の一族の末裔で、封印の力を操る紋様を継承している青年。幼少期の事故で両親を失っており、唯一残った肉親である弟に盲目的な愛情を持っている。 デルフィのステータス HP 956 攻撃力 572 戦力 3228 ※マナサークル70、レベル100時のステータスです。入手時とは異なります。 デルフィのスキル、アビリティ スキル 九天・零落の檻
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Chris Pikula(クリス・ピキュラ) アメリカの古豪。トーナメント初期から第一線で活躍しているプレイヤーである。 いわゆるゲーマータイプのプレイヤーでポーカーなども大好き。 翻弄する魔道士/Meddling Mageのデザイナーとして著名。 最近ではグランプリフィラデルフィア05をピキュラ黒で準優勝。健在ぶりをアピールした。 Jon Finkelとのコンビで、投稿されたデッキに対し罵詈雑言を並べながら診断をしていく「こんなデッキは紙の束だ!」はあまりにも有名。デュエリスト・ジャパンに翻訳記事が載せられている。 なぜか、ソロモン・ドラフトの成績が悪い。 主な戦績 プロツアーアトランタ96ベスト8 プロツアーダラス96ベスト4 世界選手権98ベスト8 グランプリワシントン99準優勝 インビテーショナル00優勝 グランプリフィラデルフィア05準優勝 代表的なデッキ デッドガイレッド(世界選手権98 Best8) リベリオン(インビテーショナル00) ピキュラ黒(GPフィラデルフィア準優勝) 参考 実在の人物
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祖神。三柱のうちの一柱。 その役割は、年老いた世界を破壊すること。 古き良き日々の終わりを告げるもの。 159人の願いと幻想~フィラデルフィア演義より 燃える剣。 関連人物 祖神ノイエヴェル 祖神イェンドフェディ 登場作品 159人の願いと幻想~フィラデルフィア演義
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≪首塚≫が確保しているとある島。≪首塚≫に保護された非戦闘員の内、追われる立場にある者、どこにも行き場がない者の多くは≪旧日本軍の幽霊≫によって守られているそこで生活をしている。 そして新年、雪化粧をしたその島では≪首塚≫の新年会が催されていた。 「まあなんというか、平和ね」 寒さにも負けず外で遊んでいる≪首塚≫に保護されている子供たちを見ながら、彼女――≪フィラデルフィア計画≫の契約者の女は呟いた。 「おねーちゃーん」 声が聞こえた。振り向くと子供たちが寄って来ている。 子供たちの先頭に居た女の子が≪フィラデルフィア計画≫の契約者に飛び込んだ。 女の子は≪フィラデルフィア計画≫の契約者が何かしらの都市伝説に追われている少女を助け――とはいっても戦闘能力のない彼女は少女を連れて逃げるだけで手一杯で少女の両親は助けられなかったのだが――それ以来彼女を姉と慕ってくれる子だ。 「あけましておめでとーございますっ!」 言葉と共に羽子板でもやっていたのだろう、墨で少し落書きされた顔をにぱっと笑顔にする。 「ええ、あけましておめでとう」 ≪フィラデルフィア計画≫の契約者が言葉を返していると他の子供たちも駆け寄ってきて新年の挨拶をそれぞれしだした。 「あけおめー」 「あけましておめでとうございまーす!」 「おめでとー」 それらに答えていきながら思う。 ≪フィラデルフィア計画≫の契約者は能力を使って好き放題盗みを働いていて≪組織≫に追われていたところを将門に助けられた。本人に悪いことをしていた自覚はあるので彼女自身はそれほど≪組織≫を恨むということもない。一方で≪首塚≫の中には都市伝説そのものを憎む者も、≪組織≫ないし他の集団に対して敵意を持つ者も居る。規律は厳しくない集団である≪首塚≫には彼女の嫌いなタイプの人間もまたいるのだ。まあその人間、≪ドナドナ≫と≪猿夢≫の契約者は自分がその死を確認したのだが。 彼女個人としては≪首塚≫では、 このままほのぼのしたいものね。 そう思うのだ。まあ≪組織≫のやり口を気に入らないということはあるのでやることはやるつもりだが。 「ねーあそぼ?」 もの思いに沈んでいると女の子に服の裾を引っ張られた。≪フィラデルフィア計画≫の契約者は申し訳なさそうに笑って答える。 「ごめんね、私は中で皆の食事を作る手伝いをしなければならないの」 腕は主な料理人を勤める者には敵わないがそれでも手があって困るということはない。 「えー」 「おいしい料理をたくさん食べたいでしょう?」 「……はーい」 少し不満そうだが納得してくれたようだ。 良い子ねと言い、さて手伝おうかと思っていると今回の本会場の日本家屋の中からゲームでもしていたのだろう子供たちが何名か出てきた。子供たちは≪フィラデルフィア計画≫の契約者の姿を認めて大声で呼ぶ。 「あーフィラちゃんだー!」 ≪フィラデルフィア計画≫の契約者は動きを止めた。 「フィラちゃん?」 と別の子が突然動きを止めた彼女を不思議そうに眺めている。 ≪フィラデルフィア計画≫の契約者は彼らには難しいだろうと思い自身の契約都市伝説については話していない。呼称も今までは光る箱のおねえちゃんだったのだが、 「……どこで、誰にその呼び方を聞いたの?」 「んっとねー、ステーキのおにいちゃん!」 「ああ、彼ね」 自分を初めにこの名で呼んだ青年の顔を思い出す。そういえば宴会の前に≪首塚≫に泊まっていったTさんたちに挑んで負けて女装させられたという話を聞いた。いい気味だ。 思っていると子供たちが経緯を詳しく説明し始めた。 「んっとねー、おにいちゃんはもっと長い名前を言ってたんだけどね、おぼえられないよって言ったらおにいちゃんが『じゃあフィラちゃんって呼んどけ』だって」 「そうなの」 笑顔で頭を撫でつつ言う。自分も自分もとじゃれてくる彼らの相手をしていると、自分を姉と慕う少女が新たな呼び方を試み、 「ふぃ、ふぃ……ふぇらちゃん?」 瞬間、フィラちゃんの笑顔が凍りついた。 すぐさま少女の顔を両サイドから掴み、目を見て、ゆっくりと告げる。 「いい? ふぃ、よ。ふぃ・ら」 「ふぇ、ら?」 言って少女は小首をかしげる。 「――――っ」 フィラちゃんは頭を抱える。恐れていた事態だ。いや、別にそれほど深刻なことではないのだがやはりそう呼ばれるのは良い気分がしない。卑猥だ。この子は幼くて舌が回らないのだろう。それは分かっている。少女自身はその呼称を使うことに悪意など一片も混ぜてはいまい。だが、だからこそ、自分が呼ばれて嫌だということもあるがそれ以上に、 女の子がそんなことを言っちゃよくないわよね。 そう、なによりそのまま呼称が定着してしまい、成長して言葉の意味を知った時に彼女が受ける衝撃はどのようなものだろうか。 そう思いフィラちゃんは根気よく少女に言う。すると幾度目かで、 「フィーちゃん?」 「そうよ、良い子ね、よく言えました」 褒めるととても嬉しそうな笑みを浮かべる少女を見てフィラちゃんの口許が緩む。 少し疲れたなと感じ、あの青年には一度無言で制裁を加えなければと思いながらさて、と日本家屋へと歩を進める。 「――ともあれ」 家族を失った彼女のような子が笑顔で居られるのだ、いつまでもここはこういう場であればいいと思う。 日本家屋内からは子供たちの歓声が聞こえる。 もう幾人かメンバーが到着しているのだろう。彼らの名を呼ぶ声もする。 日本家屋の中からは子供たちの声が―― 「良かったー。それなら、あたしがチャラ男のお嫁さんになれるね」 「駄目だよー、チャラ男はボクがお嫁さんにするんだから」 ……本当に、いつまでも、このままで―――― 「ぼくはたきやしゃさまをおよめさんにするのー」 「ないすばでーになってまさかどさまのめかけになるー」 「まさかどさまのあいじんになるのー!」 「すてーきのおにーちゃんにえろいこといっぱいするのー!!」 …………少しはちゃんとした教育をした方がいいかもしれないわね。 そう強く心に思い、彼女は日本家屋へと入って行った。 連載 - Tさん
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でるふぃ【登録タグ あつぞうくん て 初音ミク 曲】 作詞:あつぞうくん 作曲:あつぞうくん 編曲:あつぞうくん 唄:初音ミク 曲紹介 ”接続された女”というサイバーパンクの古典をベースに。世にも醜悪な娘P・バークはリモートオペレータとなって可憐な素体の少女であるデルフィを操作して演じ、大企業の広告塔となるというお話です。(作者コメ転載) 歌詞 夢の中で 中の人は 愛くるしい分身に 軽くウィンクさせた 新しい世界は 素晴らしい世界で 街の皆がきみに夢中さ 世界も ほらデルフィ キュートな笑顔で 服を着替えて 世界中魅せてよ だからデルフィ 君の本当の 中の人など 忘れちゃいなよ 華奢(きゃしゃ)な肩と 長い髪が 未来都市の景色に この上なく映える 研究所の地下に 銀色のプラグで 接続されてる分身は今 どうしたの? ほらデルフィ キュートな笑顔で 服を着替えて 世界中魅せてよ だからデルフィ 君の本当の 中の人など 忘れちゃいなよ ほらデルフィ キュートな笑顔で 服を着替えて 世界中魅せてよ だからデルフィ 君の本当の 中の人など 忘れちゃいなよ コメント あつぞうくんソングで1番好き! -- 名無しさん (2013-08-06 01 00 23) メロディが心地イイ☆お気入りの曲 -- ヤスタロP (2013-09-24 14 09 38) 名前 コメント
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William Bartram (1739/4/22米国ペンシルベニア州フィラデルフィア - 1912/4/12米国ペンシルベニア州フィラデルフィア) 米国の植物学者 最初の切手/出身国最初の切手(1999年、米国発行) 米国 1999. 5.18 バートラム顕彰 33c グラビア 多色 フランクリンノキ
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祖神。三柱のうちの一柱。 その役割は、構築された世界を維持すること。 大切な何かを、ひたむきに守るもの。 159人の願いと幻想~フィラデルフィア演義より 二匹の魚。 関連人物 祖神ノイエヴェル 祖神イェンドフェディ 登場作品 159人の願いと幻想~フィラデルフィア演義
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遺憾の意擬人化 【愛称】 ・井管 乃衣 (いかん のい) 【身長】 ・192cm 【体重】 ・704kg 【髪色】 ・銀色 【乳首の色】 ・超綺麗なピンク 【趣味】 ・ブログに朝鮮の悪口を書く 【好きなNBAのチーム】 ・フィラデルフィア・セブンティシクサーズ 【好きな料理】 ・スシ テンプラ コーンポタージュの粉末 【その他】 ・小麦色の肌・体臭が異常に臭い
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ゲームではなく学習ソフト。 ストーリーだけを追いかけたいならレベルを最低にすれば少し楽になる。 ステスト作品の設定を流用していますが世界観に関わりはなく全てパロディです。 流用した設定 3話;Lisp…Lispha 4話;王国軍事領…フィラデルフィア演義『スペード』 7話;祖、デキゴト…フィラデルフィア演義 8話;エルノス領、貴族院…フィラデルフィア演義『ダイヤ(炭素工場)』 8話;マリアの後ろの肖像…- Heart Stream - 嶽間沢沙織 8話;ラヴィリアの178年制…小説『ラヴィリア』 9話;ボボボ僕も旅立つ前にわかなちゃんに~ …絶対的人狼『わかな』 9話;マイティソルヴァの教育を~ …Lispha、絶対的人狼『マイティソルヴァ』 10話;拒絶主義…Lispha 10話;モノゴト…フィラデルフィア演義 11話;モフ王ー …M.o.p.h. 11話;パーの介入が~ …ゾアラ 11話;ソン、トク…囚人のジレンマ 12話;タイトル…非電子ゲームAxiom 13話;雪道を通ってる…雪道 13話;エノシマ…Lispha、絶対的人狼『江の島』 13話;ゆきお、ゆきひこ…雪道 13話;●%⇒*〆○…フィラデルフィア演義 13話;マッチ何本払ってでも~ …雪道 13話;(致死選択肢)…リンダ★リンダ 14話;かまくら…雪道 14話;離人症の絶対者…絶対的人狼 14話;暗示…みやこアーカイブ 14話;おいしいパスタの作り方…リンダ★リンダ 15話;【Starnpede!!】…- Heart Stream - 嶽間沢沙織 15話; 結界炉 …たゆみ。 15話;熊…雪道 15話;冬よりも奈落よりも冷たい日…春より夏よりも暖かい日>雪道。 15話;そして、ゆっくりと、街は凍りついていき…雪道1000歩不達成時エフェクト。 16話;セヴ…White_save_my_life >たゆみ。 16話;『天使が見える』…Lispha 17話;背景のクマ注意のマーク…雪道 17話;かみこ…絶対的人狼 17話;まるでライフゲームのようだ…- Heart Stream - 嶽間沢沙織 17話;○と●の出たぴよらっと>とりあえず吊る。 19話;あとは とくに 何も 無い…絶対的人狼。 20話;霊廟…走者と亀のフレイム 20話;ゴチィィィン…絶対的人狼 20話;お前の 世界 か。… MostFarPlace『クリプティカ』 20話;『わたし』がスキを出して~ …囚人のジレンマ 20話;あなたといる『今』が好き …MostFarPlace『クリプティカ』 20話;まっぴらごめんだ。 …絶対的人狼 22話;足のはやい羊 …The race of thouthand sheep 22話;お前 何しに来た …絶対的人狼 23話;エンペラー相手に~ …意志と存在のじゃんけん 23話;物語 …物語と笑い姫 23話;無関心の井戸 …ゴーストブリッド 24話;あのもようは見たくない …絶対的人狼 24話;るあああ …灼熱姫
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● 泥だらけで現れた由実を見て、ウィリアムは片眉を上げた。 「おや、そちらには≪ヨーウィー≫を遣っていたはずなのだがね」 「叩き潰してやったわよ」 「ほう……? ≪フィラデルフィア計画≫以外にも何かと契約しているのかね?」 問いかけに、由実は≪ヨーウィー≫に殴られた腹を抑えながら首を振った。 「いいえ、これ以上の契約は私が呑まれるわ。――だから」 由実はウィリアムを睨みつけた。 「こうしたのよ!」 次の瞬間、上空に出現した≪フィラデルフィア計画≫の鉄箱が、轟音と共にウィリアムが居る位置へと落下した。 ウィリアムがどうなったのかを確認する事無く、由実はモニカの許へと走る。 由実の動向を確認した≪ブギーマン≫が人質にとるようにモニカの首に不定形の腕をあてがうが、由実は構わず突き進んだ。 彼等がモニカを追ってここまで来たのなら、こんなところでモニカを使い捨てになんかしないはず……っ! 反応は数歩を進むまでもなく現れた。 走るのをを止めない事を確認した≪ブギーマン≫が、モニカを放り出して由実へと跳びかかって来たのだ。 やっぱり――! 冷たい汗を内心かきながら思惑通りに進んだ事に安堵を得、由実は能力を行使する。 ≪フィラデルフィア計画≫の鉄箱が≪ブギーマン≫二体の眼前に現れた。 「転移しなさい!」 由実の命令と共に≪フィラデルフィア計画≫の鉄箱は空中で再転位を開始した。 鉄箱を光が包み込む。 ≪フィラデルフィア計画≫。その都市伝説では、転移時に現れた発光体に包まれた者は体が燃え上がり、あるいは凍て付き、あるいは船に体が溶け込み、あるいは精神に異常をきたしたという。 ――そう、鉄の隔壁に守られた技術者以外は。 鉄箱の発光体に巻き込まれた≪ブギーマン≫二体は、鉄箱の転移に取り残され、地面へとへばりつくようなかたちで同化した。 醜悪な鳴き声を上げてもがいている彼等を踏みつぶし、由実はモニカに駆けよる。 「モニカ、大丈夫?」 モニカを抱き締める。小さな体は震えと共に涙ぐんだ声を寄越した。 「フィラちゃん……ごめんなさい。扉、あけちゃった……でも、お父さんとお母さんが……」 「ええ、わかってるわ」 モニカを抱き締めたまま、由実はモニカの言葉から事態を了解する。≪ブギーマン≫――姿を変化させることのできる都市伝説を使ってモニカをおびき寄せたのだろう。 モニカの発言から察するに、おそらくは彼女が最も心を許すだろう両親の姿へと。 最っ悪っ……! 腕の中で泣くモニカを宥めていると、背後から声がかかった。 「そのようにしてワタシの自信作の≪ヨーウィー≫を倒したのか。≪フィラデルフィア計画≫、土と同化した≪ブギーマン≫が即死していないあたりはやはり興味深いね……しかしワタシは今その娘にぞっこんでね、君には渡せないよ」 「……ッ」 生きていた……ッ! 鉄箱を避けたのか、外傷なども一切なく、余裕の態度も崩さないウィリアムに、由実は舌打ちして次の動作を考える。 彼女の≪フィラデルフィア計画≫は初動が遅い。不意打ちでなければ戦闘の心得のある者にはまず当てる事は出来ない。そうでなくとも、由実には≪ヨーウィー≫との戦闘で負った傷があるのだ。集中力も体力も全てが落ちている。 あの男に戦う事に適した力があるのなら、戦うのは避けてなんとかして逃げないと……。 牽制として≪フィラデルフィア計画≫の鉄箱を眼前へと展開しながら必死に逃げる算段をしている由実に、怖気を感じさせるような不気味な笑みでウィリアムは微笑みかける。 「今の鉄箱の落下、落ちてくる時に木の枝に当たって音を立てていなければ、ワタシはただでは済まなかっただろうね。ワタシには戦う力はないのだよ。だから」 そう言ってウィリアムは口許を更に歪めた。 由実はウィリアムの言葉の真偽を忖度しようとして、唐突に襲ってきた体を貫く衝撃に膝をついた。 「――ッ!?」 何が起こったのか分からないままに、腕をついて体を支えようとして、体が痛みに引き攣って動かず、地面に倒れる。 ウィリアムはそれを見下ろして呟いた。 「――だから、周りに気を配った方が良い」 いつの間にか、山中に溶け込むような服装をした兵士の群れに、由実達は取り囲まれていた。 ● っ……しまった……! 辛うじて顔を上げた由実の視界の中には、いまや10を超える兵士がいた。全員銃器で武装してこちらに銃口を向けている。 「フィラちゃん!」 縋りついてくるモニカへ大丈夫と答えようとして、喉がショックで干上がり口が満足に動かないのを悟る。 感覚はマヒしていて傷みはあまり感じないが、そのせいで怪我の程度が把握できない。 ……ッ! 自身の身体の状態に焦りを抱えながら、由実は≪フィラデルフィア計画≫を発動して兵士が居る所へと鉄箱を呼び出した。 出現した鉄箱の落下は兵士の跳躍一つで避けられ、続いて展開した鉄箱から発される光からも逃れられる。 兵士が着地しざまに銃を構えた。 由実は鉄箱を即座に立方体に組み直して壁にしようと鉄箱に指示を出す。 展開した鉄が再び箱の形を取り戻すかどうかというところで銃声が轟いた。 間に合った……ッ! そう思った次の瞬間、鉄箱をめがけて飛んでいた筈の銃弾は由実の腕を貫いた。 「――ッ!?」 周りの他の兵士に撃たれたのかと視線を巡らせるが、どの兵士の銃からも硝煙は立ち昇っていない。 どう、いう……? 傷みのあまり集中力が途切れ、≪フィラデルフィア計画≫の鉄箱が由実の管理下を離れて消失した。 鉄箱が消え去った先では、硝煙の立ち昇る銃を構えた兵士が笑みを浮かべている。 鉄箱を迂回するような不可思議な弾道で弾が飛んできたとでもいうのだろうか? その疑問を吟味する事が出来ない程、穿たれた腕から這い登り、全身を蝕み始めた痛みに由実は意識を焼かれた。 それでも必死に挑みかかるようにウィリアムを睨みつけていると、ウィリアムは肩をすくめて兵士達を示した。 「弾道の操作、念動力……超能力部隊という奴だ。けっこうな数を連れて来ていたのだけど、随分と数が減っているようだね」 「≪組織≫、T№0の禁軍が数体いまして、削られました」 「そうかね……やはり本物にはなかなか勝てないものだね。君達はそれでも≪731部隊の実験データ≫や≪ナチス・ドイツの生体実験データ≫を参考に改良したなかなかの自信作なのだが……」 兵士の返答にウィリアムはそう呟いて、まあいいやと息を吐いた。 「目的は果たせているのだから及第点だよ」 ウィリアムが手を挙げると、それに応えるように兵士の持つ銃がその先を由実に向けた。 由実はせめて一矢報いようと≪フィラデルフィア計画≫を発動させようとするが、痛みに集中力をかき乱された今の彼女に能力を発動させる事はできない。 っく……、このっ……。 悔しさに歯噛みし、せめてモニカだけでも逃がそうと考えていると、目の前に影が刺した。 モニカが由実の前に、両手を広げて庇うように立ったのだ。 彼女は悲鳴に近い声で言い放つ。 「わたしが……わたしが行けば、おじさんたちは満足なんでしょ!? フィラちゃんは撃たないでっ!」 だ……め……。 言葉は掠れ、口を介して外に発される事は無い。由実は制止の言葉の代わりに、先程撃たれていない方の腕を必死に伸ばしてモニカの足を掴もうとする。しかしいつの間にかもう片方の腕も撃たれていたのか、力が入らず、ただ血が抜けていく冷たい感覚があった。 「……モニ、カ」 辛うじて発された言葉にも、モニカは振り向かない。 そのモニカを興味深げに眺めていたウィリアムは、やがて挙げていた手をゆっくりと下ろした。 「ウィリアム様、よろしいので?」 「構わないよ」 兵士にそう答えてウィリアムは気分よさげに放言する。 「いいだろう。モニカ嬢さえ手に入ればワタシとしては言う事は無い。この場所もテッシンの禁軍がいた事を思えば悟られているだろう、長居は無用だ。 モニカ嬢、君が大人しくしていてくれるのなら≪フィラデルフィア計画≫の契約者については見逃そう。助けもすぐに来るだろうから、彼女はここに放置して行く。ただし、君が自殺なんてしようものなら彼女は死ぬよりもひどい目に遭う事になるから気を付けるようにしておくといい」 モニカは無言で頷いて、ウィリアムの元へと歩いて行く。その身体は微かな震えを帯びていた。 ……だ、め……。 土を掻きながらの由実の呻き声は、明確な音になっていない。体の節々に空いた銃創から血液と共に力が抜けていく。 その様子にモニカが振り返った。 長い金の髪が揺れて彼女の表情を半ば隠し、 「ごめんなさい……わたしの、わたしのせいだから……」 零れた言葉はひどく揺れを帯びていた。 その言葉を最後に、いくつもの気配が遠のいていく。 ……だれ、か…………。 由実の意識はそのまま闇へと落下して行った。 前ページ次ページ連載 - Tさん、エピローグに至るまで